どーも、スマダン管理人のsmAsh(@smAsh_smAsh01)です。
2024年 パリオリンピックの正式種目となり益々盛り上がりを見せるブレイキン(ブレイクダンス)。
オリンピックの記事についてはこちらをどうぞ。
昔と比べると子供たちの参加人口も多くなりレベルも格段に上がってきています。
ブレイキンといえば、派手にくるくる回るパワームーブや、無茶な体制で止まるフリーズなどが目をひきやすいですよね。
https://www.youtube.com/watch?v=fp8tSsHhXJ8&t=92s派手なブレイキンの技はとてもかっこいい一方、人間離れしているので、「ケガとかしないのかな?」と気になる方も多いはず。
また、お子さんにブレイクダンスやってみたい!と言われた時に本当にやっても大丈夫なんだろうか?と思われるお父さんお母さんもおられるかと。
そこで、今回はブレイクダンスで怪我しやすい箇所や危険性についてまとめていきます。
ブレイクダンスって怪我しないの?
ブレイクダンスってすごいし、かっこいい!
そう思って実際にやり始めたり、これからやってみたいと思われる方もおられるはずです。
でも、頭で回ったりとか、腕だけで体支えたりとかして怪我しないのだろうか?と率直に思ったりすることはないでしょうか?
結論から申し上げますと、
ブレイキン(ブレイクダンス)はとても怪我しやすいダンスです。
えっ、だったらするのやめようかなと思われました?
これには「ただし」がつきます。
ブレイクダンスは怪我しやすいですが、しっかりと基礎から練習していけば怪我を未然に防いだり、怪我しても大惨事になることが少なくなります。
これはブレイクダンスに限らず、どんなスポーツでも同じですが、しっかり基礎練をせずにいきなりハイレベルな技に挑戦すると怪我してしまうのは目に見えています。
今トップで活躍しているBBOY/BGIRLたちも、一見すると簡単に派手な技を披露しているように見えますが、実はその裏にはしっかりとした基礎練習、そして、段階的に上達しているので、怪我につながらないようにしています。
そうは言っても、やはり長く続けていれば怪我はつきものです。次はブレイクダンスで怪我しやすい箇所や予防方法について紹介していきます。
ブレイキンで怪我しやすい箇所は?
ブレイクダンスをやっていれば怪我はつきものとお伝えしましたが、実はその人のダンススタイルによって怪我しやすい箇所も様々です。
今回は代表的な技に沿って解説したいと思います。
フットワークは指や膝に負担がかかる技
ブレイクダンスの中でも床に手をついて行うフットワークと呼ばれる技は、特に指や膝に負担がかかる技となります。
フットワークの手のつき方も、手のひらをすべてつけて行う「ベタ手」と手のひらの一部を地面から離して行う「つき手」が存在しており、特につき手の人は指で体重を支えるため、突き指や脱臼などにつながるケースも多くあります。(ちなみに、つき手よりもさらに指のみで支えてフットワークされる方もいて、ヨーロッパのレジェンドStorm氏や日本だとBabylonさんが有名ですが、もはや指だけで支えるのはすごいですよね)
突き指を防止するにはやはり日頃から指のストレッチ(親指などに適度な力を加えて伸ばしたり、指と指を合わせてお互いに押し合う)を行うと少しずつ指の柔軟性が出てきます。
また、膝は単純にダンス中にぶつけてしまうことが多々あり、アザになったり、膝に水が溜まってしまうこともあるため、日頃から膝サポーターなどをつけられるのをおすすめします。サポーターの難点として、夏場などは特に蒸れて不快感。。。とはいえ、安全にするにはサポーターは大事かと。
膝サポーターは動きやすいものであればバレーボールなどのサポーターでも利用可能です。(バレーボールのサポーターはクッションも入っていてかなり衝撃を和らげてくれるのでおすすめです)
さて、次はパワームーブ編です。
パワームーブは首、手首、腰が要注意!
続いては特にブレイクダンスをやり始めたらやってみたいと思うであろう、くるくる回るパワームーブです。
実はすでにヘッドスピンの危険性などについては別記事でまとめていますので、こちらをチェックいただければと思います。
そのほかにも背中をつけて回るウインドミルについても過去記事でまとめました。
ブレイクダンスの中でも特に派手なパワームーブですが、派手な反面、怪我も絶えない技となります。
怪我しやすい箇所でいうと、首(ヘッドスピンやAトラックス)、手首(トーマス、ハンド系)、腰(トーマス)が特に怪我しやすくなります。
もちろん、人によって得意不得意や、怪我しにくかったりもしますが、一般的にはどの技をやるかによって怪我しやすい部位も変わってくることになります。
一度怪我してしまうと、復帰まで時間がかかったり、痛みが慢性化してしまうことも多いため、パワームーブを練習される際はどんな技であっても日頃から怪我予防されるのがとても重要です。
そもそも人間の体はパワームーブのような技に耐えられる構造にはなっておらず、特に首などはとても繊細な神経が通っていることから、怪我の程度によっては麻痺や下半身不随にもつながりかねません。
じゃあ今すごい技をやってる方は大丈夫かというと、しっかりとした基礎練などがあって筋肉が発達していることから実現できています。
首などであれば日頃から三点倒立などでしっかりと体を作ったり、手首や腰などもストレッチをして怪我の予防に努めることが大事です。
しっかりと日頃のケアを行うことで怪我の防止につながりますね。
怪我しててもダンスは続けていいのか?
よくみなさん気にされるのが、怪我をしてしまった場合、それでも痛みを我慢して続けていいのか?ということです。
ブレイクダンスには怪我がつきものとお伝えしましたが、怪我をしてもやはり練習はしたいし上手くなりたい!と思われる方も多いはずです。
ただ、結論からいうと痛みがある状態で練習しても、より怪我が治るまでの期間が長期化したり悪化したりと、メリットはあまりありません。
昔なら痛みに耐えても練習するんや!ってスポ魂のような先生などもいましたが、特に子供の場合は無茶もしやすく、怪我してもすぐ治るからと続行しがちです。
一方、大人になると怪我してから治るまでの期間も長期化しやすくなります。ということで、怪我したら練習しない方が無難です。
えっ、じゃあダンス一切できなくなってしまうのか。。。
と思われた方、実はそれは少し違っていて、怪我しても怪我している箇所以外を使って練習することがすればいいんです。※あくまでも怪我の程度によります。
足を怪我していても腕だけを使って行う技もたくさんありますし、逆に手や肩などを怪我したのであれば、TOPROCKなどの技を練習することで、その技が上達することにつながります。
ここからは小話になりますが、アメリカのCircle of FireというクルーのBBOY ORB(下の動画の3:28から出てくるドレッドの方)は練習中に怪我をしてしまい、一時期ダンスができなくなりました。
それでも何かできないかということで頭を使ってスライドしたり、今使える箇所を使って練習を行い、それがいまや彼の代名詞(ヘッドスライドやヘッド系の技)になっています。
また、以前別記事でも紹介しましたが、日本のBorn 2 FunkというクルーのWapperさんも練習中に首を痛めてしまい、腕に力が入らなくなってしまいました。
しかし、そこからブレイクダンス以外のジャンルも極め、今や日本最高峰のダンスバトルイベントDancealiveで優勝するなど、輝かしい功績を納めておられます。
Wapperさんの記事はこちらから。
Wapperさんの踊りについてはこちら。
怪我をしても、そこからどうダンスに取り組むかというので、新しい道が開けるのかもしれません。
【ブレイクダンス】ブレイキンで怪我しやすい箇所と予防法まとめ【危険?大怪我しないの?】まとめ。
さて、今回はブレイキン(ブレイクダンス)って怪我しないのか、怪我しないようにするためには?ということでまとめていきました。
今ブレイクダンスを踊っている方もそうですし、これから始めたい!って方もぜひ怪我に気をつけてブレイクダンスを踊っていきましょう!
ちなみに、僕自身も約20年ダンスはやっていますが、細かい怪我から大きな怪我までたくさん味わったものの、今でも現役で続けることができています。
どうしても怪我はつきものかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。
怪我の予防やパフォーマンスアップにこちらの動画も参考になりました!
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