どーも、スマダン管理人のsmAsh(@smAsh_smAsh01)です。
今回もよく聞かれる疑問について、詳しく解説したいと思います。
ブレイクダンスの「ブレイク」って何?
2024年パリオリンピックに向けて更なる盛り上がりを見せるブレイキン(ブレークダンス,ブレイクダンス )。
しかし、皆様がよく疑問に思うのが、ブレイクダンスにおける「ブレイク」って何なの?ということです。
これは実際にブレイクダンスをやっている人も知らない人が結構多かったりします。
ブレイクダンスやブレイキンとか言ってますが、実際のところ、ブレイクって何を表しているのでしょうか?
BREAK=壊す、壊れる といった意味があるので、「壊れたようにぶっ飛んだダンス」といったことを解釈される人もいてますが、これは解釈が違います。
では、実際どういった経緯でブレイクダンスと名前が付いたのでしょうか?
偶然がもたらした「ブレイクパート」を繋げるという発見
ブレイクダンスという名前の発祥の由来は、1973年に遡る。
当時、ブロックパーティと呼ばれる、近所(街区=ブロック)の人たちが集まって、音楽を流しながら飲んだり食べたりするホームパーティのようなものが頻繁に開催されていた。
1973年8月11日、アメリカのブロンクス区に住んでいたKool Hercという人物が、セドウィックアベニュー1520(アパートのような建物)のレクリエーションルームにて妹の誕生日会を開催。
クールハーク氏はその会の中で、音楽を担当しており、持ってきたレコードを流すことで盛り上げていた。
レコードを流していく中で、クールハーク氏は参加者のある行動に気づく。
「曲の間奏部分(=ブレイクパート)になると、みんな盛り上がり出すじゃないか!」
そこで、試しに持ってきていたターンテーブル(レコードを流す機材)を2つ並べ、片方のブレイクパートを流している間に、もう片方のターンテーブルにてブレイクパートを準備しておき、それを繋げていった。
要はブレイクパートのみを繋げた音楽を流すことで、ずっと盛り上がりを維持することができるのではないかと考えたのだ!
その発送は見事に的中し、のちに、ブレイクパートのみを繋げた音楽「ブレイクビーツ」が誕生したのである。
ちなみに、これがDJの原点となっている。
ブレイクビーツで踊るダンサーたち = B-BOY(ビーボーイ)の誕生
ブレイクビーツで盛り上がってくると、自然と参加者たちの間で大きな輪が生まれ、その輪の中でダンサーが踊るようになっていた。
最初は簡単な手足の動きによって音を表現していたが、そのうち、もっと派手でダイナミックな動きをすることで見ている人たちの興味を引こうとするものが現れた。
そこで、ある者が中国舞踊の回転跳ね起きを真似してフロアで回転する動きをしたところ、それが見ていた人たちにとってとても驚きの動きだったため、
真似したいと思うダンサーが増えてきたのである。
そして、この回転跳ね起きを連続で行うことで見事に回転することができるようになったのである。そう、これが「ウインドミル」となっていったのだ。
そして、こういったダイナミックな技を輪の中で披露するブレイクビーツで踊るダンサーのことを「B(ブレイク)ボーイ= BBOY」と呼ぶようになった。
ちなみに、女性の中でもブレイクビーツで踊る人たちが現れ、彼女たちのことを「BGIRL(ビーガール)」と呼ぶ。
そして、何を隠そう、こうした、ブレイクビーツで踊るようになったということで、「ブレイクダンス」になったのだ。
(ブレイクダンスとブレイキンの違いについては、別記事にまとめているのでそちらを参照)

これが決定版!実はよく知らない「ブレイクダンス」の由来を徹底解説! まとめ
さて、今回はブレイクダンスの由来について解説しましたので、そちらをまとめてみます。
どうでもいいことですが、僕もちょうど8月11日生まれ、そう、ブレイクダンスが生まれるきっかけとなった日付に生まれです(笑)
今でもこうして携われていることから、生まれながらにしてこのカルチャーに関わる運命だったのだと「勝手に」思っています。
コメント